治療開始前⇒ 治療開始3ヶ月後、根元より正常爪が出現⇒ 治療開始6ヵ月後⇒ 治療開始9ヵ月後内服終了


爪の病気の中で一番多くみられるのが爪白癬(つめはくせん)と言われる、いわゆる爪の水虫です。
爪白癬は足の水虫と同様に白癬菌というカビが原因で起こりますが、爪が白く濁ったり黄褐色に変色する、分厚くなるなどの特徴があります。
足の水虫を放置した結果、起こってくるケースが大半で、60歳以上の4割の方に認められるという報告もあるほどありふれた病気です。

一般的に「みずむし」と言えば男性がかかるもの、というイメージがありますが、パンプス、 ブーツなど足が蒸れる状況にいる女性はみずむしになりやすいですし、近年では女性の患者さんも多いものです。

また靴による爪への負担、重い物を爪の上に落とすなど、 爪に傷が出来た場合も白癬菌がその傷から爪の内部に入り込み爪白癬の原因となります。
「爪の形が悪いだけで、痒みがないのなら放っておいてもいいわ」という方もいるかも知れませんが爪水虫と言うだけあって、やはり水虫です。
そのままにすると身近な人に感染する危険性がありますので、早めの治療をお薦めします。

診断方法

確定診断のためには、爪を少し削ってその中に白癬菌がいるかいないかを確かめます。

爪の一部を採取します>顕微鏡で確かめます。
この作業を経て、もし白癬菌が見つかれば爪白癬ということになります。

治療方法

爪というのは皮膚が固くなったものなので、足の裏などの皮膚に比べると水虫が入り難いのですが、一度、 細胞内に水虫が侵入すると菌が外に出て行きづらくなります。
特に厚い爪には塗り薬は浸透しないので治療が困難になる為、飲み薬による治療が一般的です。

「水虫に飲み薬」と聞いて、驚かれた方も多いと思いますが、角質が分厚くなったタイプのみずむしや爪白癬の場合、 硬く厚くなったカカトや爪の外側から薬を塗っても奥深く潜んでいる白癬菌まで薬の有効成分が行き渡りません。
その点、飲み薬ならば血流に乗って直接白癬菌にダメージを与え、体の内側から治すことができるわけです。
爪白癬の場合は最低3†4ヵ月を飲み薬を服用する目安としてください。

内服方法は、以下の表のように2通りあります。
加えて、バスマットを常に清潔に保つ、またスリッパを換える、 本気でやるなら古い靴を新しく買い換えるなど生活面のフォローを並列して行う事で、ご家族への感染を防ぐ事も出来ます。

可能な限り行ってみてください。

イトリゾール
400mgパルス療法
ラミシール
125mg連日投与
ご負担頂く費用が高いが服薬期間が短い ご負担頂く費用が安いが服薬期間が長い
1週間服薬して3週間休薬する治療法を変更する事もあります 経過を見ながら治療を行い、治療法を変更する事もあります
服薬期間:3ヶ月
服薬日数:21日間
服薬期間:6ヶ月~
服薬日数:180日間~
服薬終了後
1年間効果が持続する
服薬終了後
2ヶ月間効果が持続する
1ヶ月のご負担:8971円
トータルのご負担:26913円
1ヶ月のご負担:2493円~
トータルのご負担:14958円~

治療法はどちらでも選択できます。
どちらを選んでも、海外・日本の文献データ等では効果は同等となっています。