掌(てのひら)や蹠(あしのうら)に生ずる、不思議な病気です。
赤く腫れて、皮がむけて、水ぶくれや膿(うみ)も多発するものです。
時には関節痛、特に、胸の中央の胸鎖関節痛を合併する人もいます。

見た目が不思議なだけでなく、メカニズムも不思議です。
ほとんどの場合、原因は喉(のど)にあります。

その理由は…

人体には免疫力という、外界から侵入してくる異物と戦う力が備わっています。
喉の扁桃腺はバイキンが入ってくると、攻撃の指令を出します。
時には、攻撃の指令が出続けて、あげく、間違って手足を攻撃してしまうことがあります。

こうして、この病気が始まるわけです。

喫煙によって扁桃腺が変性している方が多く、その場合、禁煙こそが最大の解決方法となります。

扁桃腺の表面がデコボコしていて、バイキンが住むつきやすい人もいます。
扁桃腺ごと手術で摘出して治療される方もいらっしゃいます。

また、歯科金属アレルギーの場合もありますので、検査をすることもあります。
結果、歯科金属をはずして症状が消えることもあります。

治療の中心はビタミンH(ビオチン)という内服薬になります。
併せて、症状に応じた外用を行います。

副作用が出ないように注意しながら治療しますので、決められた通院はなるべく守るようにしましょう。

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